タイ猫ってどんな猫?性格と特徴とは

 

タイ猫の特徴

 

 

体重

オス:4〜5kg
メス:3〜4kg

 

目の色

サファイアブルー

 

寿命

平均12年〜15年と長寿

 

社会性

穏やかな性格で多頭飼いや他動物との生活にも向いている。

 

被毛

短毛種でグルーミングの必要もほとんどない。時々ブラッシングを行う程度。

公認

TICA

タイ猫とシャム猫の違い

タイ猫とシャム猫はどのように違うのでしょうか。シャム猫だと思っていた飼い猫がタイ猫だったという話も耳にしますので、タイ猫の歴史や特徴をしっかり理解しましょう。

歴史

端的に言うとシャム猫から派生したのがタイ猫といえます。
1950年代に繁殖家が世界でシャム猫の育種を始めます。
1990年、ヨーロッパのWorld Cat Federationでオールドタイプのシャム猫にチャンピオンシップが授与されはじめます。これらのシャム猫とは異なり大きめのシャム猫をタイ猫と呼ぶようになります。
2007年、TICA(The International Cat Association)は、タイ猫を新しい品種として登録します。
2009年には、北アメリカとヨーロッパにおける繁殖家たちが一つの品種のもと、共に育種を行い、新しい猫種としてタイ猫に昇格させました。

見た目

タイ猫は、タイ原産の中~大型の猫種で最大の特徴は頭がクサビ形をしていて、耳は大きく、眼は青のみであること。オリエンタルタイプのほっそりとした容姿で、手足やしっぽも細長いです。
被毛は淡い色で、顔と耳、手足、しっぽにポイントカラーがあります。
一般的に健康な猫種で、平均寿命は15歳~20歳ほどです。

性格

タイ猫は、愛情深くおっとりした性格で、シャム猫よりも穏やかだとされていることから人と暮らすことに長けた性格と言えます。家族との距離感が近く、一緒に過ごすことを好むため、留守番は苦手です。

タイ猫を飼う上でのポイント

タイ猫は、その性格から留守番以外の面では飼育しやすい猫と言えますが、以下のポイントをおさえることでタイ猫の生活をより良いものにしてあげることができます。

タイ猫の飼育環境

遊び好きで活動的なタイ猫を飼育するには、室内の場合でもキャットタワーなどの運動を要する器具を用意してあげましょう。一方で穏やかな性格のため室内飼いに適しています。寒さが苦手なので冬場は暖かい環境を用意してあげましょう。

タイ猫の食事

比較的筋肉質で大きな体のため、高品質なタンパク質を含むフードを選ぶことが望ましいです。フードの切り替え時には、繊細な性格に気遣ってゆっくりと時間をかけて切り替えましょう。

タイ猫のお手入れ

飼い主とのスキンシップが大好きな猫なので、週に2〜3回はブラッシングを行いましょう。ブラッシングしながらマッサージもしてよりスキンシップを増やしていきましょう。

遊び・コミュニケーション

活動的なタイ猫のために、毎日遊んであげる時間をつくりましょう。またコミュニケーションを非常に重要視する猫のため、毎日5〜10分は時間をとり、一緒に遊んであげる必要があります。

タイ猫がかかりやすい病気

シャム猫同様に、遺伝的に慢性腎臓病になりやすいため、注意が必要です。慢性腎臓病は早期発見が難しく、腎臓機能の3分の2が失われたころに症状が出てきます。また治療、投薬や食事療法で進行を抑えることしかできないため、特に注意が必要です。定期的にかかりつけの動物病院で獣医師に診てもらうことが必要です。

タイ猫との出会い方(飼う方法)

タイ猫は、ペットショップで見つけるのが一般的です。もし血統書付きが欲しいという場合はブリーダーから飼うという選択肢もあります。血統書付きの猫同士で繁殖しているので少し値段も高いことが多いです。また、里親になるという選択肢もあります。猫自体の料金はかかりませんが、ワクチンなどの諸経費を支払うこともあります。

タイ猫におすすめのキャットフードは?

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タイ猫が気になる方へ

留守番には向いていないですが、シャム猫よりもおとなしく人懐っこいタイ猫は家族にも懐きやすく飼育しやすいです。多頭飼いや他の動物との共存にも向いていますので、新たな家族の一員として検討してみてはいかがでしょう。

Contributor Bio

高橋智司

高橋智司

編集責任者: 高橋智司
アソシエイト ディレクター  獣医師
プロフェッショナル獣医学術部
日本ヒルズ・コルゲート株式会社

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