猫のしつけ

飼っている猫をしつけようとされてますか?しつけに役立つ情報をご紹介します。

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お宅の猫ちゃんをどうしつけるか。

猫も犬同様家族のことは好きですが、犬ほど長時間トレーニングに集中したり関心を求め続けたりしない場合もあります。だから、飼っている猫が家具をひっかかないようにしたり、キッチンのカウンターに飛び乗ったり、甘噛みしたりしないようにするためには、時間をかけ、猫の気持ちを尊重し、褒めながらトレーニングを行います。

しつけ(トレーニング)の基本的な考え方

一番大事なこと、それは猫には大きな声で叱りつけたり叩いたりするような「罰」が理解出来ないということです。良い行動をするよう奨励することの方がずっと効果的です。難しいことのように聞こえるかもしれません。しかし、愛猫があなたが良いと思えないようなことをした場合には、優しく、しかしはっきりと「ノー」と言って行動を中断させ、何をしたら正しいのかを教えてあげることが必要です。愛猫があなたがよしとする行動を取った場合には、出来る限りの愛情をもって褒めてあげてください。ご褒美のおやつはいつでもモチベーションを持たせるものです。そのためには、栄養豊かなおやつを準備しておきましょう。(でも、たくさん与えすぎないように気を付けて)

トイレのしつけ

猫は、本来の性質として清潔好きな動物です。あなたの猫も教える前からトイレの使い方を知っていた、ということもあります。あなたがすべきことは、大きめのトイレを用意して十分な砂を入れるだけです。ご自宅が広い場合には、複数のトイレを用意してあげると良いでしょう。これらのトイレは静かで落ち着く場所に置き、毎日砂をすくってきれいな状態にすることを忘れないようにしてください。

子猫の社会化

猫の社会化期は非常に短いです。社会化期は、猫が住む環境や色々な人に慣れていく時期ですが、この期間は4週齢から16週齢程度と考えられています。猫の場合は、シェルターや里親さん出身であることが多く、あなたと家族になる前からすでに色々な人とのふれあいがあることが多いです。愛猫を子供に紹介することも実践しましょう。その時は、ルールを守って仲良く遊ぶよう、事前に伝えておくことが大切です。愛猫を紹介する時間は短かくし、新しく知り合った人々の周りでも落ち着いた状態になるのを待ちましょう。もし、愛猫に社交性を強制してしまうと、引きこもりがちで孤立した状態になってしまったり、あるいはストレスから健康上の問題にまで発展するかもしれません。猫に無理のないスピードで、色々な人に会わせたり色々な環境に適応させると良いでしょう。

Contributor Bio

高橋智司

高橋智司

編集責任者: 高橋智司
アソシエイト ディレクター  獣医師
プロフェッショナル獣医学術部
日本ヒルズ・コルゲート株式会社