子猫の性成熟について

子猫の性成熟について :
子猫の性成熟と発情サイクル

子猫の性成熟について

子猫は、メスは生後5~12カ月で、オスは生後8~12カ月で性成熟するといわれます。はっきり決まっていないのは、猫の発情が日中の明るさに影響されるからです。春先生まれであればその年の夏、夏生まれの猫では翌年の春先に、初めての発情があります。しかし、中には早熟な子猫もいますし、近くに未去勢のオスや未避妊のメスがいるかどうかという環境によっても変わってきます。また猫種によっても早い遅いがあります。

発情は約2週間、2~3週間おきくらいのサイクルで起こります。交尾した場合、発情は止まりますが、交尾しなかった場合はこのサイクルを5~6回繰り返し、しばらく休んで、再び始まります。

特別に繁殖を考えない場合は、オスは精巣を、メスは卵巣や子宮を除去する去勢避妊をお薦めします。できれば性成熟する前のタイミングが理想的。一般的には、子猫が生後4~5カ月ぐらいで一度、獣医師に相談するとよいでしょう。

子猫の性成熟について :
去勢・避妊のメリットとは

去勢や避妊は、必須ではありませんが、繁殖防止のほかにもさまざまなメリットがあります。まず、生殖器の病気の心配がなくなります。とくに、メスは子宮蓄膿症や乳腺腫瘍のリスクがぐっと減ります。また、メスはオスを呼び寄せる独特の大きな鳴き声を出さなくなります。

オスは、発情期に外に出たがって騒いだり脱走したりする心配がなくなります。外に出なければメスを求めて夢中で走り回り交通事故に遭うことも、メスをめぐってよその猫とケンカをすることもなくなります。また、オスは、マーキングの必要がなくなるので、強烈に臭いオシッコをかけるスプレー行為もほとんどなくなります。

何より、去勢や避妊を行うことでオスにもメスにも子猫の心が残るため、遊び好きの性質が続くでしょう。比較的おとなしくなり、飼いやすくなるケースも多いです。
もちろん、いつでも去勢や避妊はできます。とりわけスプレー行為は、いつ去勢しても9割の猫で止むことが報告されていますので、遅すぎることはありません。

去勢や避妊で気をつけたいのは、生殖活動がなくなり、食欲が安定するなどの理由から、肥満になりやすい傾向があることです。食事と運動のバランスを保って、愛猫の健康維持を心がけましょう。

監修 : 水越美奈 - 日本獣医生命科学大学獣医学部

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